こんにちは。
奨学金の手続き、お子さんが進めていますか?
それとも親御さんが進めていますか?
我が家は、子供に任せておくのは色々と心配で、一緒にというかほとんど私がやりました!
奨学金を借りることを決めたら、まず、このスカラネット入力準備用紙を学校に提出しないといけません。
下書きなので間違えても大丈夫ですが、学校で直されるところがないように書きたいですよね。
さあ!一緒に書いていきましょう。
目次
スカラネット入力準備用紙1枚目
「スカラネット入力準備用紙」
を使って順番に説明していきますよー。
①ID・パスワード
・「マイナンバー提出書」に記載 申込みID、パスワード
写真は息子の時のモノです。
・「マイナンバー提出書」に記載 申込みID、パスワード
→説明会で配布された写真の緑の封筒内の書類を参照します。
そこに入っている「マイナンバー提出書」の申込みIDとパスワード の欄に書いてある数字、記号を書き写しましょう。
・学校から交付 ユーザID、パスワード
→ここは、学校で指定された番号を記入します。
空欄で提出してOKです。
書類一式を提出し、学校で不備がないか点検してくれます。
一週間後ほどで、学校ごとに決められたIDとパスワードが提出した書類と一緒に渡されます。
②あなたの情報
お子さんの名前、フリガナはカタカナで。
生年月日、性別、住所、電話番号、携帯電話番号
を書きます。
『申込みのてびき』の注意点(p23)にあるように
住所は、住民票に記載されている表記で正しく書きましょう。
③あなたの在学情報
正式な学校名を書きましょう。
全日制か定時制か通信制か、普通科か工業科か商業科か…に◯をします。
学年・クラス・出席番号を書きます。
卒業予定年度は、西暦2020年3月になりますね。
奨学金の利用経験は、進学する子供の利用経験になりますから、ほとんどの方は無しでしょう。
スカラネット入力準備用紙2枚目
④奨学金申込み情報
◆ことぶきんが申し込むプランの詳しく解説しています。
上のページで説明していますが、給付奨学金・貸与の第一種奨学金は条件が非常に厳しいので
第二種奨学金も借りられるプランを選んでおかないと、借りれなーい!ということになりかねません。
あとから辞退することも出来ますので、第二種奨学金の手続きもしておきましょう。
いくらのプランを選ぶかは、そのご家庭の経済状況によって違うでしょうが…
我が家の場合・・・
長男の大学の授業料は、半期で77万6,500円!
これを前期・後期と年に2回払いわけです。
ね、大学ってなんでこんなに高いんですかね~!
2回払いしてくれてますけどね、半期分でもかなり高いと思います!まったくー。
そこで我が家は、借金は金利の低いこの奨学金一本に絞り、
第二種奨学金の貸与金額 120,000円
の一番お高いプランにしました。
奨学金といえど、借金ですから借り過ぎに注意です!と書いてますけどね、、、
足りないんですもん。
毎月12万借りれると半期で72万円受給となるので、あとの5万6,500円は貯蓄から回してなんとか授業料は払えるだろうということで。
一太郎には、用意できなくてごめんね、一緒に返していこうね、と話しました。
ちなみに、入学時特別増額貸与奨学金は申込みしませんでした。
なぜなら我が家は入学手続納入金103万1,500円を1月19日には支払わなければいけません。
入学の4月の分の奨学金の月額の一時金と合わせて受給されるこのプランじゃ、4月までなんて待ってられないし、貯蓄も足りないので銀行から国の教育ローンを申し込んで支払いました。
では、記入方法です。
・何が何でも、給付奨学金だけという方!
という方は、最初の項目の
給付奨学金申込希望を希望する で終わりです。
・第一種奨学金を希望する方
第二種奨学金も借りたいか(併用貸与)
ぜったい借りたい!…第一種が借りれない場合を考えて、第二種も希望しておきましょう。
そうなると、ほぼ全項目の記入が必要です。保証制度は、
・第一種奨学金
所得連動返還方式を選んだ人は機関保証
定額返還方式を選んだ人は機関保証 or 人的保証 選べます。
◆ことぶきんが返還方式については、詳しく解説しています。
・第二種奨学金を希望する方
昨年に比べて分かりやすくなりました。
第二種だけを申し込む方は、
第二種の欄の2行目の
「貸与奨学金の申込み」 希望する に◯をします。
と
第二種奨学金の欄の
・「月額」2万~12万円までの希望額 に◯をします。
今年から、最高月額を借りるのが少し厳しくなっています。
最高月額を借りる可能性のある人は、最高月額の12万円に◯をしておきましょう。
最高月額以外は、あとから変更できるので、真剣に悩まなくても大丈夫です。
・「返還方式」 所得連動返還方式 か 定額返還方式のどちらかに◯をします
併用貸与(第一種と二種の両方を希望)の人で、
第一種で「所得連動返還方式」の人は機関保証。
「定額返還方式」を選んだ方は、第一種の保証制度の欄と同じ保証制度にします。
・利率の算定方法
最後に、利率の算定方法。
第二種は利子がつくので、利率の算定方法を選択できます。
これはどんなローンでも同じですが、金利は考え方次第ですよね。
固定にするか変動にするか・・・どちらが得なのか誰も保証は出来ません。
それでも、奨学金の利率は他のローンに比べたら破格に安いです。
ちなみに、我が家は利率見直し方式を選択しました。
スカラネット入力準備用紙3・4枚目
⑤家族情報
昨年と変わって、「申込者本人」「生計維持者①」「生計維持者②」それぞれについて記入するようになりました。
家計情報も含めた記入に変わっています。
「申込者本人」
自宅暮らしで、バイトもしてない
って方は、いいえ
同一世帯の家族人数は、自分を含めた人数です。
ここで注意が必要なのが、一緒に住んでいなくても生計が同じであれば家族人数に含みます。
例えば・・・
単身赴任中の父(母)
入院中の両親や兄弟
世帯主に扶養されている祖父母
は、家族人数に含みます。
しかし・・・
独立して一人暮らしをしている兄弟
一緒に住んでいても別生計の祖父母や親戚
離婚前提の父(母)
は家族人数に含みません。
「生計維持者①」
別紙の「給付奨学金確認書」「貸与奨学金確認書」の生計維持者1の欄に記入した人になります。
一般的には、父親の方が多いですね。
様式A・裏面の「収入計算欄」の内容と同じ申告にします。
マイナンバーを提出できるか、生活保護を受けているか、住民票の登録があるか、所得の状況について
を、ココに記入します。
パートやアルバイトの人も、給与所得に◯をします。
「生計維持者②」
4枚目になります。
生計維持者①と書き方は同じです。
別紙の「給付奨学金確認書」「貸与奨学金確認書」の生計維持者2の欄に記入した人になります。
一般的には、母親の方が多いですね。
様式A・裏面の「収入計算欄」の内容と同じ申告にします。
マイナンバーを提出できるか、生活保護を受けているか、住民票の登録があるか、所得の状況について
を、ココに記入します。
パートやアルバイトの人も、給与所得に◯をします。
スカラネット入力準備用紙4枚目
⑥資産の申告
給付奨学金希望者のみ。
給付奨学金に受かるには厳しい条件の審査があるんです。
ちなみに、
生計維持者が両親など2人いる場合・・・資産合計額2,000万円未満
生計維持者が1人の場合・・・資産合計額1,250万円未満
です。
資産合計額には、現金、預貯金、証券などが含まれます。
貸与奨学金を希望の人は書かなくてよいです。
スカラネット入力準備用紙5枚目
⑦就学者・就学前の家族
兄弟の情報になります。
続柄→下の「続柄の選択肢」から選びます。
学校の種類→下の「学校の種類の選択肢」から選びます。
設置者→国立、公立、私立、就学前 のどれか当てはまるものに◯をします。
通学形態→自宅、自宅外 のどちらか当てはまるものに◯をします。
就学者・就学前の弟妹の人数(あなたを含む)
学校に通っている子供の数を書きます。
⑧その他の家族
一緒に暮らしている親戚やおじいちゃん、おばあちゃんがいる人はここに書きます。
父と母は、生計維持者1・2で記入しているので書きません。
続柄は、右横の選択肢から選びます。
ちなみに、独立して一人暮らしをしているお兄さんお姉さんなどは書きません。
スカラネット入力準備用紙6枚目
⑨特記・家庭事情情報
・設問にはい、いいえで答えます。
はいの場合は、他に書類の提出の必要があります。
対象となるかを学校の奨学金担当の先生に確認してみましょう。
母子・父子世帯
・・・必要書類なし。学校の面談で、母子・父子世帯の確認が必要。
障がいのある人がいる世帯
・・・障害者手帳のコピー
生計維持者が単身赴任している世帯
・・・単身赴任実費計算書(様式H)、直近3か月分の領収書等のコピー
6か月以上の長期療養者がいる世帯
・・・長期療養費計算書(様式I)、直近6か月分の領収書等のコピー
災害・盗難等により収入減・支出増となった世帯
・・・被害を受けた事の証明書類、被害により生じた実費を証明する領収書等のコピー
家庭事情
ここの欄は、なんて書けばいいの~と悩むところだと思います。
我が家の長男の時のものを参考までに載せておきます。
私の家は3人兄弟で、年子の弟が来年には大学の受験を控えており出費が更に増えます。
また、妹はまだ小さく手がかかるため、母は長時間働きに出ることが不可能です。
私は、自分の将来を考え情報処理について更に知識を深め勉強したい為、大学進学を希望しておりますが、父の収入だけでは学費を賄う事ができません。
そこで、私は貴機構の奨学金により学費等を工面して、大学進学したいと思っています。
(186文字)
正直言って、大した文じゃありませんね。
でも、この程度で、何も言われませんでし、この作文のレベルが低いから採用してもらえなかった。
ってことにはならなそうです。第二種奨学金の場合ですが。
指定校推薦の志望動機の作文では、高校に提出した後、それはそれは何度も何度もチェックが入り書き直しましたが、それを思うと、この作文は学校側の扱いレベルが全然違いましたね。
ウチってビンボーだったの?
と子どもに言われたりして悲しくなる作文になりますが(笑)
そんなに堅苦しく考えなくても、カッコつける訳でもなく、大げさすぎることもなく、
・お金が足りない事情
・大学で学びたい(具体的に決まってる人は何を学びたいかも)ということ
・奨学金を借りて進学したいんだということ
がちゃんと書けてれば大丈夫です。
第二種奨学金の最高月額12万円を選択する人は、最高月額が必要な理由を、2019年度から具体的に記入することになりました。
こちらも難しく考えることなく、
授業時間と自宅と学校の通学時間と考えるとアルバイトをする時間も設けられず、母は妹が幼くパートタイムに出ることも出来ません。半期に授業料776,500円を支払うためにはどうしても月に12万円の受給は必要です。
と具体的に書けばいいです。
受付番号記入欄
スカラネットの入力が完了すると、最後に、あなたの受付番号が表示されます。
この欄に必ずメモしておきましょう。
印刷しておいても安心ですね。
まとめ
いかがでしたか?
スカラネット入力準備用紙の下書き、書き方はこれでバッチリだと思います。
お子さんに少し理解してもらってから、学校へ提出してもらいましょう。