こんにちは。
教育ローンと奨学金。
どっちも借りたいんですけどーというご家庭も多いと思います。
両方とも借りる事はできるのか?
誰だって、お金はなるべく利息分は少なく借りて、計画的に返していきたいもの。
好きな物を買うならランクを落とすとか、お金が貯まるまで我慢する、とか出来ますけど、子どもの大事な進学は値切る訳にも貯まるまで待ってもらう訳にもいきません。
奨学金って色々あるんですけど、一番利用者の多い奨学金といったらコレでしょ。
の、日本学生支援機構JASSOの奨学金について解説しています。
さぁ!賢く借りて、子どもの未来の為に一緒に頑張りましょう!
両方借りることは可能?
ズバリ答えはイエス!両方借りることは可能です。
奨学金は子どもが申込み人になりますので、学校を通じて申し込みます。
申し込み時期は通年とはいかず、決まった時期だけ。
そして、いくらでも借りられるわけではありません。
受給されるのも、大学に進学が決まってからです。
ということは、受験料や入学金の支払いには奨学金を頼れないんです。
一方教育ローンは、国・民間と色々種類はありますが、申込み人は収入のある人、つまり親になります。
申し込みは通年受け付けているところが多く(実際の手続きには入学した証明等が必要になる所が多いですが)、借りられる上限も金利もたくさん、本当に色々あります。
両方借りるにはどうするか
まず、いくら必要かを親子でよく話し合いましょう。
奨学金と教育ローンは、申込み人が違います。
親子で一緒に返していこうという話し合いが出来ているなら、金利が出来るだけ安い奨学金を最大限に利用するべきです。
必要な額が決まったうえで
志望校は国公立なのか?
私立に進学する場合は?
何校受けるのか?
入学金はいつ払うのか?
授業料の支払いは全額奨学金で足りるのか?
を考慮して、奨学金の手続きをします。
奨学金の手続きは夏、結果は秋に分かります。
奨学金を満額申し込んでも足りなそうだという人は、残りを教育ローンで借りることになります。
そして、奨学金の申込みの結果を待って希望通り通らなかった時は、奨学金で借りるはずだった額を教育ローンで借りないといけません。
◆ことぶきんが奨学金の予約採用について詳しく解説
日本学生支援機構奨学金の予約採用の申し込みの時期はいつ?
奨学金の審査基準
日本学生支援機構の奨学金には
もらえるもの(給付奨学金)
返さないといけないけど金利ゼロのもの(貸与奨学金・第一種奨学金)
金利があるもの(貸与奨学金・第二種奨学金)
と種類があります。
もちろん、もらえる給付奨学金から順に審査基準は厳しくなっています。
そして、金利がある第二種奨学金でも、誰でも借りられる訳ではなく、親(家計支持者)が高所得すぎる人は利用することは出来ません。(3人世帯で1,009万円以下)
審査に通らなかった人は、当然ながら奨学金でお金を借りることは出来ませんので、教育ローンに頼ることになります。
◆ことぶきんが奨学金の収入制限について解説しています
奨学金【大学】の種類は?収入制限や手続きの流れをわかりやすく解説!
教育ローン
奨学金の審査が、親(家計支持者)の収入が上限を超えて落ちたという人は、民間の教育ローンより金利の低い日本政策金融公庫の国の教育ローンの収入の上限でも、残念ながら落ちてしまいます。
民間の教育ローンは、収入がある方が返してくれる信用があるということになりますので、借りやすい傾向にあります。
当然、住宅ローン以外のローン契約をいくつもしていると、借金が多いという事で審査に落ちる場合もあります。
民間の教育ローンは、都市銀行、地方銀行、信用金庫、ろうきん、最近ではネットバンクでも扱っています。
それぞれ特徴があり、優先したい事、普段利用しているか、住んでいる地域によっても選択基準が変わってくると思います。
浪人してしまったら・・・
ちょっとーって言いたくなりますよね。
私も考えたくないんですけどね。
知識として頭にあると安心かと思いますので解説しておきます。
日本学生支援機構JASSOの奨学金は予備校には利用できません。
ただし、翌年以降2年以内なら再度予約採用から申し込めます。
国の教育ローンは、予備校にも利用することは可能です。
その他、大手の予備校には独自の奨学金や教育ローンを実施しているところが多いです。
まとめ
奨学金と教育ローンの併用について分かりましたか?
とにかく、無駄なく金利は低く借りたいんだ!
という人は、奨学金を優先的に考えましょう。
奨学金の審査に通らなかった人は、仕方ないです、多少金利はかかってしまっても教育ローンで借りましょう。
子どもの進学資金の準備金は入学金を支払うよりも前に、受験料がいくらかかるか、受験に交通費や宿泊費がかかるか、お金はすぐ必要なのか期限に余裕があるか、などでそれぞれのお子さんでケースは違ってきます。
推薦入試で合格が決まったお子さんは、受験料や交通費は最小限に収まりますが、納入費は一般受験より早めに振り込まなくてはいけません。
どんな時でも慌てずに対応できるよう、そして、利息で損したーなんて思わないで借りれるように、何を優先して借りたのかを考えて準備していきましょうね。