こんにちは。
日本学生支援機構の奨学金の
入学時特別増額貸与奨学金
って何なんだ?
これ、申しこめば誰でも受けれるわけではありません。
では、どんな条件の人なら申し込めるのか?
解説していきます。
入学時特別増額貸与奨学金とは?
申しこんだ奨学金は、進学した学校に通っている間、毎月振り込まれるものです。
大学入学時は何かとお金がかかるので、支度金の一時金として入学時の1度だけ借りれるのがコレ
入学時特別増額貸与奨学金です。
ですので、この入学時特別増額貸与奨学金だけ申し込むということはできません。
給付奨学金、第一種貸与奨学金、第二種奨学金を申し込んでいる上で、更に追加で申し込むということです。
入学時のお金はどの家庭でもかかりますが、どの家庭でもコレ申し込めるわけではありません。
かなり厳しい収入条件があります。
日本政策金融公庫の国の教育ローンの審査に通る人は、日本学生支援機構を通さずに国の教育ローンで入学金を準備しましょう。
収入の下限が設けられていないから大丈夫だと思ったのに、申し込みを断られた!
どうしたらいいの?!
という人は、この入学時特別増額貸与奨学金を使うんです。
なので、国の教育ローンの収入の上限を超える人は論外。
収入は制限内だけれど、生活費や家賃の支払いに滞納がある人も審査に通りませんのでダメです。
◆ことぶきんが国の教育ローンについて詳しく解説
国の教育ローンの申し込み方法と必要書類は?返済期間や条件など注意点も解説!
申込みの条件とは?
収入の上限は、4人世帯の給与所得者の場合で400万円程度以下となっています。
程度となっているのは、それ以外でも・・・
奨学生採用候補者決定通知(夏に予約採用申込みをした人は秋に学校から渡されます)
に「申告必要」とあった人は、親(家計支持者)が国の教育ローンを申し込んで審査に通らなかった証明があれば、この入学時特別増額貸与奨学金を申し込むことができます。
辞退をするとは?
国の教育ローンの審査が通った人は、日本学生支援機構を通さずご自分で国の教育ローンの手続きを進められますので、進学届手続きの時に入学時特別増額貸与奨学金を辞退します。
国の教育ローンの申込みの条件を満たさなかった人は、国の教育ローンは使えませんのでその他の教育ローンを利用して資金を用意することになります。
この場合も、進学届手続きの時に入学時特別増額貸与奨学金を辞退します。
お祝い頂いたりで予想していた資金は用意が出来て借金は増やしたくないから、入学時特別増額貸与奨学金は要らないという場合も、進学届手続きの時に入学時特別増額貸与奨学金を辞退します。
進学届の手続きで辞退をする時は特に用意する書類や文面はなく、インターネットでポチッとするだけですのでご安心ください。
ろうきんの入学時必要資金融資って?
入学時特別増額貸与奨学金が借りれることになった人で、5月か6月まで待てない!って人が利用できます。
ろうきんで有利子で借りて、4月か5月に入学時特別増額貸与奨学金を含む申し込んだ奨学金が振り込まれたらろうきんに一括返済されます。
申しこめる条件
・親(親権者)がろうきん取り扱い地域に在住か勤務している
・奨学金振込口座をろうきんにする
・日本学生支援機構の対象校に合格
申し込むには
審査が必要になります。
入学金の納付期限より余裕をもって2週間前には手続きしましょう。
必要な書類は以下の通りです。
・奨学生採用候補者決定通知
・国の教育ローンの申し込みを利用不可の証明(必要な人だけ)
・合格通知
・入学金が分かる書類
・振込先の分かる書類
・印鑑(それぞれ違う物を用意)
・本人確認書類
・親子関係確認書類
申込みには、奨学生(子ども)と両親(親権者)と揃って窓口に行かないといけません。
この際、行く支店を調べて事前に電話して予約を取り、必要書類についても確認しておいた方が安心です。
まとめ
いかがでしたか?
入学時特別増額貸与奨学金について、また、ろうきんの入学時必要資金融資についてお分かりいただけましたでしょうか?
家計が厳しくて大学を諦めることのないように、日本学生支援機構と国とで考え出されたものなんです。
かわいいわが子が親の収入を気にして進学を諦めるなんて、親としては心が痛みます。
利用できる人は是非利用して、学びたい道へ進んでもらいたいです。